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BeagleBoneBlackのオンボードLEDをチカチカ制御

BeagleBoneBlack

BeagleBoneBlack(以下BBBと省略)の初歩。オンボードLEDを制御する方法について紹介します。(備忘録のようなものです。)

制御できるLEDは右端に搭載された4つのLEDです。
通常は内部プログラムと連動して点灯しているので、何やらチカチカ点滅しています。このLEDをマニュアルに変更して任意に制御することができます。

制御にはlinuxの /sys/class/leds にあるLED制御用のファイルを編集することでLEDのON/OFFを制御することができます。

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オンボードLEDの実験

早速オンボードLEDを制御してみましょう。

前提条件

OS
BBBにはUbuntu-Linuxをインストールしています。
Ubuntuのインストール方法についてはこちらを参照ください。
BeagleBoneBlackにUbuntu16.04LTSをインストールしてみた

接続方法
BBBをWindows10パソコンとUSBで繋ぎ、SSH接続で操作します。
SSH接続の構築方法はこちらを参照ください。ページの後半で解説しています。
LinuxCNCの導入

LEDの制御

冒頭で説明した通り、BBBのオンボードLEDの制御は /sys/class/leds フォルダにある、各LEDに対応したファイルを編集することで行います。

スーパーユーザー(管理者権限)になる

ただし、標準状態ではシステムがLEDを制御しているので、一度LEDの制御を停止させる必要があります。
LEDの制御は管理者権限が必要なので、スパーユーザーになります。
sudo su
と打ち込み、「Enter」を押します。
パスワードの入力を求められるので「temppwd」と入力します(パスワード初期値の場合)
すると、コマンド入力が”~$”から”#”に変わります。これで管理者権限になりました。

LEDのシステム連動(チカチカ)をOFFにする

続いて、システムと連動しているLEDをOFFにします。
下記のコマンドを順に入力していきます。
(最初の”#”は入力する必要はありません。管理者として実行してくださいという意味です。)

# echo none > /sys/class/leds/beaglebone:green:usr0/trigger
# echo none > /sys/class/leds/beaglebone:green:usr1/trigger
# echo none > /sys/class/leds/beaglebone:green:usr2/trigger
# echo none > /sys/class/leds/beaglebone:green:usr3/trigger

これですべてのLEDが消えたはずです。

LEDをON・OFFと切り替えてみる

LEDをONにするには、brightnessファイルに1を書き込み、OFFにするには0を書き込みます。書き込みは先ほどと同じようにコマンドラインから操作できます。
↓はLED0の制御例です。usr0の部分を123と変えてやればすべてのLEDを制御できます。
点灯
# echo 1 > /sys/class/leds/beaglebone\:green\:usr0/brightness
消灯
# echo 0 > /sys/class/leds/beaglebone\:green\:usr0/brightness
↓これで全てのLEDがONになる。
全てのオンボードLEDを点灯させた状態↓

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