トリマーを利用してサークル(円形加工)加工ができる治具を作ってみました。
使い方は加工したい木材にΦ3mmの下穴を開けます。
この様に綺麗なサークルカットが可能です。
(原理的には真円の加工が可能です。)
円の直径を微調整することで、内径加工と外径加工をぴったり一致させることが可能です。
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ちなみに、治具の裏側には目盛りがあり、任意の半径の円を加工することができます。
作り方
ホームセンターで手に入る9mm厚のMDF板を使います。
長さは特に決めていません。
長いジグを作ればそれだけ大きな円が加工できますが、取り回しは悪くなります。
印に合わせ、ガイドにする板(直線が出ている板)などを仮固定します。
仮固定した板をガイドにしてトリマーで溝を加工します。
ルータービットはΦ6mm~Φ6.35の物を使用し、溝穴は貫通させてください。
次にルータービットを変え同じ要領で加工します。
ルータービットはΦ10mmの物を使用し、掘り込み深さは3mmに設定します。
↓溝の断面はこのような形になります。
スケールテープを使うと簡単に任意の半径の円加工ができるので便利です。
ただし、スケールテープの厚みを考慮して掘り込み加工しなければなりません。
テープを溝にはめ込み、段差がなければOK
(まだ貼り付けないので注意!)
丸鋸でトリマーの幅に合わせてカットします。
丸鋸ガイドなどの治具があると便利です。
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↓軽量化と意匠の為、角を斜めにカットして先端部分をバンドソーで丸く整えてみました。
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ネジの頭を隠すための座繰り加工します。
(ドリル径、深さは使用するねじに合わせて選んでください。)
ホームセンターで手に入る幅10mm厚さ3mmのアルミにΦ3mm穴を加工します。
Φ3mmの穴に、Φ3×10mm平行ピンを挿入して接着します。
接着剤はメタルロックか、JBウェルドがお勧めです。
5~6cmほど間隔をあけてM5のネジ穴を加工します。
ネジ穴を加工するにはタップと呼ばれる工具を使用します。
金鋸などで不要な部分を切断します。
丸鋸を使っていますが、危険なので金鋸を使った方が良いですよ。
反対側からM5ワッシャー、M5×10mmノブボルトで固定します。
ワッシャーを数枚重ね、ボルトが底面から突出しないように調整してください。
スケールテープの50mmの目盛りに合わせてサークルカットしてみましょう。
外径100mmのサークルカットができました。
内径100mmのサークルカットが必要な場合は、目盛りからトリマービットの直径を引いて同様の加工をしましょう。
こんな感じでyoutubeの動画で色々な工作をしています。
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