万能調光器で集塵機の出力を調節するの続きになります。
初めての方は、ダブルサイクロン式集塵機を自作する 構想編からご覧ください。
集塵機のサイクロン構造(遠心分離機)はおおよそ完成しましたが、ごみを溜めるスペースがありませんでした。
その為、ごみは十分に分離できるのに行き場を失ったごみが掃除機の中に入ってしまいます。
そこで、集塵ボックスを繋ぎ、ごみが掃除機の中に入らなくしようと思います。
集塵ボックスは、密閉でき、ごみが入るスペースを確保できればなんでもかまいません。
ホームセンターで果実酒用の容器を選んでみました↓
果実酒用の容器は、
1、ガラスでできているので丈夫である。
2、密閉容器なので、エアーのリークがほとんど無い。
3、ふたが樹脂製なので加工が楽。
4、価格が安価
まさに集塵機にぴったりです。
ただし、遠心分離機と、果実酒用の樹脂蓋はポリエチレン製とポリプロピレン製なので接着剤で固定することは難しい事が予想されます。
このような時は、はめ合い部分を狭くし、圧入した方が割りとしっかり固定できます。
早速、製作開始
果実酒の蓋をNCフライスで加工します。
遠心分離機の口径が95.16mmだったので、若干小さめ(95.00mm)で切り抜きしました。
ちなみに、例の吸気口は、接着剤だけだと不安なのでガムテープも貼ることにしました。
実際、どれくらい分離する能力があるのか?
透明なアクリルを10時間程度加工した後のサイクロン集塵機と掃除機の様子です。
果実酒の容器が真っ白になっているのに対し、掃除機の中にはほとんどごみが溜まっていません。
事前に、掃除機で直接ごみを吸引したので少々ごみはありますが、見ての通りほとんど切子が入っていません。
分離したごみはこの様に容器の中に入っています。
写真だと分かり難いのですが、どんぶり一杯分のゴミがあります。
初めての遠心分離機の作成だったので、何回か作り直さないと駄目かと思いましたが、作ってみると予想以上の性能で大満足です(見た目はアレですが)。
次回、オートスイッチング機能の追加へ続く・・・
コメント
はじめまして。木製自作CNCとゆうブログを書いているあきらひとしと申します。
ダブルサイクロン式集塵装置、すばらしいですね。
私もサイクロン集塵装置を作りましたが案外適当に作っても結構集塵されるのでフィルターの掃除が面倒ならば便利ですよね。
検索にて私のブログに集塵装置目当てで飛んでくる人が多いのでこのページにリンクさせて頂きたいののですがよろしいでしょうか??
返信が遅れてしまったので直接メールしましたが、リンクは大歓迎です。
集塵機製作の参考になればと思います。