初心者でも簡単に作れる革の手縫いキットを紹介します。
購入したのは革のコインケースが作れるキットです。
キットの付属品は?
クラフトキットの中身は、製作に必要なレザーや金具、それに針と糸まで付属しています。
ハサミと、縫い糸を固定する木工用ボンド(またはライター)があれば組み立てられるようです。
針と糸はこの通り。
針は2本入っています。「予備なのかな?」と思いましたが、どうやら革の手縫いは2本使うのだそうです。
糸には、ロウが塗られていました。
早速作ってみよう
作り方の説明書も付属していますが、針と糸の結い方が少し分かりにくかったのでちょっと説明します。
意外と分かり難い糸の通し方
まず、普通に針の穴に糸を通します。
次に、糸のコヨリの間に針先を通します。
キットの説明では一つだけでしたが、一般的にはこのように2,3回通すのが普通のようです。
針の穴に通した方の糸を引っ張ります。
コヨリの間に通した方の糸を針穴の方向へ引っ張り、針から引き抜きます。
(これがよくわからなかった。)
すると、このように糸のコヨリが縫い糸に絡まります。
最後に、糸にコヨリを作って一つに束ねれば完成です。
縫い糸の両端に同じように針を通します。
革の縫い方
糸が結えたら早速革を縫ってみます。
革は寸法通りカット済みで、縫い穴まで作られています。
このようにスムーズに糸が通ります。
糸を通したら、左右の糸の長さを揃えます。
縫い始めは2重に糸を通して丈夫にします。
縫い進めるときは、最初に裏側から糸を通しました。
キットの説明書には「表から糸を通す」と記載されていましたが、調べてみると、裏面から糸を通した方が見た目がきれいに縫えるという情報もあり、どちらが正しいのでしょうか?
同じように表側から糸を通します。
この時、表から通した糸は、必ず、裏から通した糸の上側(下側でも)に乗せるように通します。
これがきれいに縫えるポイントです。
こうして縫うことで、斜めに糸が通ります。
とは言っても、菱目打ちで開けた穴のようにきれいな斜めにはなりませんが・・・
裏側から見ると、斜めの縫い目ではなく「- – – -」という感じの縫い目になります
縫い終わったら、裏側で糸を縛って固定します。
キットの説明書にはライターで糸を溶かして固定するとされていますが、失敗が怖いので縛りました。
ボンドで結び目を接着します。
マグネットの留め具を取り付けます。
留め具を曲げて固定します。
同様にフチを縫います。
全て縫い終わりました。
最後に、折り目を付けます。
革の厚さが1.5mmほどあるのでなかなか癖がつきません。
(上に辞書を乗せて一晩置いたら折り癖がつきました。)
完成したコインケース
シンプルで、なかなか良い感じのコインケースです。
裏側にはカードが収納で実用性も十分
大きさも、カードサイズでとてもコンパクトです。
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