安全に丸鋸が使える【6in1】 丸鋸スライド台を作ってみた~ベースユニット製作編の続きです。
今回は治具の要であるマイターガイドを製作していきます。
90°切断治具
基本となる90°切断治具を作っていきます。
材料は9mm厚のMDF材を使います。
MDFはホームセンターなどで安価に手に入ります。
基本的にガイドの長さは使用目的に合わせて丁度良い長さに決めます。
私の場合は作業部屋のスペースを考え、600mmのサイズにすることにしました。
MDFを600×80mmに切断します。
治具本体のベースにネジ止めする為の穴を加工します。
M6のネジで固定する為、Φ6.5~7mmの穴を加工しました。
接着剤が完全に固化したらベースに設置し、マイタースロット部にM6ネジ・ナットを使って仮止めします。(固定しません)
治具の直角を調整する為、まずは適当な板を治具にクランプして切断します。
丸鋸で板を切断しますが、この時にマイターガイドを切らないように注意してください!
丸鋸の切削跡を基準にして、マイターガイドが90°になるよう微調整してください。
調整が終わったらM6ネジをしっかりと増し締めします。
マイターガイドを90°に調整し、ネジを増し締めしたら丸鋸でマイターガイドを切削します。
マイターガイドは完全に切断しません。
そもそも治具の製作編でストッパーを設置しているはずなので、下の写真の様に途中で止まるはずです。
マイターガイドの位置決めの為、左側にMDF材を接着します。
90°の基準になる重要な部品なので慎重に接着してください。
丸鋸の切り口をゼロ点として、スケールテープを貼り付けます。
マイターガイドを取り付けるときは、しっかりと位置決めしてねじで固定してください。
同じ長さに切り揃える
9mm厚のMDFを100×55mm、45×35mmに切断したものを写真の様に接着します。
ガイドに合わせて材料を切断することで、同じ長さに切り揃えることができます。
3つ切断して精度は0.02mmに収まりました。
木工用としてはなかなかの精度です。
ちなみに、45°切断ガイドの基本設計は90°ガイドと同じです。
ガイドを45°になるよう微調整して取り付けます。
自由角度治具
ネジ穴を加工します。
0~45度の範囲で動くため、ネジ穴(R3部)は長孔になります。
Φ10部は軸穴です。
↓
分度器を嵌めこむため、溝を加工します。
ミスミの角度スケール(MEANC140-40)を使用しましたが、市販のプラスチック分度器でも代用可能です。むしろプラスチックの方が安価なのでお勧めです。
軸穴が中心になるように分度器の位置を合わせます。(鉛筆で印を付ける)
トリマーを使ってフリーハンドで分度器の掘り込み加工をします。
↓
Φ10mmの穴加工をして下の図のように48mmになるように切断します。
↓
丸鋸の切削跡がベースにあるはず。
その切削跡を基準にし、自由角度治具を直角に調整してください。
直角の確認ができたら分度器の0点にマーキングします。
これで
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