この記事の内容は動画にまとめています。
動画も合わせてご視聴いただけると幸いです。
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子供用の小さな椅子を作ってみました。
以前制作した木製PCデスクの端材を利用して作ったので製作費は0円。
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https://jisaku-koubou.com/archives/11525
木材はホームセンターで手に入る安価なホワイトウッドを使用しているので、材料を購入したとしても500円ほどで作ることができると思います。
設計図
設計図・寸法図は300円で販売しています。
もし、ご興味があればご活用ください
作り方
子供が使うものなので絶対に壊れてはいけません。
そのまま木を接着すると強度不足ですから、家具などに利用されているダボ接合することにしました。
ダボ接合とは、このような木片を埋め込むことで表面にビス穴を残さず、しかも強度の高い接合を行う技法の事。
まず、下のようなダボ錐を使って穴直径6mmの穴を開けます。
穴を開けたらダボマーカーを穴に挿入します。
いちいち定規を使って罫書き線を入れるのは面倒なので、木材同士を合わせてダボ位置を転写します。
ダボ木に接着剤をたっぷり塗布し、穴に挿入します。
釘用の金槌を使うとダボが割れてしまうことがありますから、写真のように木槌を使うとよいです。
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クランプすると接着剤がはみ出します。
接着剤が固化する前にきれいに拭き取りましょう。
接着剤のふき取りにはピジョンのおしりナップがお勧め。
布が厚手で適度な湿り気があってきれいに接着剤を拭き取ることができます。
化粧水配合ですがほぼ水なので木材にシミなどは一切残りません。
しかも安い。
一度使ってみてください。
サンディングして木材の面取りをします。
子供が使うものなので丁寧に仕上げます。
接着したら補強のために木ネジで固定します。
しかし、木ネジが座面から見えてしまっては見た目がよろしくありません。
なのでダボで目隠しすることにしました。
まず、Φ8mmのダボ錐で座繰りを入れます。
次にΦ8mmのダボを作ります。
市販のダボでももちろん可能ですが、アクセントに黒系の木材を使ってみました。
ダボドリルというものを使います。
ある程度おおよそ1cmほど加工したらマイナスドライバーなどで取り出します。
はみ出た部分をダボ切鋸で切り取ります。
ダボ切鋸は通常の鋸とは異なり、アサリがないので木材の表面に傷ができないという特徴があります。
大人が椅子の上に乗ったり跳ねたりしても壊れない丈夫な作りです。
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