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ボール盤・ドリルスタンド不要のダボ冶具の作り方

便利なジグ

家具や小物をDIYするときに便利なのがダボ接合です。
ダボ接合とは木材を強固に接合する為の継ぎ加工の一つで、接合面にダボと呼ばれる木片を埋め込んで接合します。

ダボ接合には両方の木材に正確に穴を開ける必要があるのですが、治具を使えば素人のDIYでも簡単に強力な接合ができるのが特徴です。

ダボ治具の製作例を見ると、どれもボール盤と呼ばれる機械を使って自作しています。
でも、原理が分かっていればボール盤を使わずに、より精度の高いジグを作ることができるので今回はその方法を紹介しようと思います。

設計図も用意しています。
コンテンツの継続的な運営の為、ご支援いただけたら幸いです。
¥200 JPY
ボタンが動かない場合は下記のURLをご利用ください。
https://jsk-koubou.stores.jp/

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ダボ接合の例

45度に切断した木材をダボで接合してみます。

木材の角を合わせ、おおよそ中心に線を引きます。

透明なアクリルの中心線とマーキングを合わせます

クランプでしっかり固定。

Φ8mmのドリルでダボ穴を開けます

ジグを外すとダボ穴ができます。

木材に穴を開けて”ダボ”と呼ばれる木片を挿入。

同じダボ加工をした、別の木材を挿入して結合します。
(説明のため省略しましたが、本来は接着剤を塗布します。)

作り方

材料

ダボ径 Φ8mm → スペーサー 8X30
スペーサー 8X30 (10pcs)

厚さ5mmの木の板
(厚さ10mmの板もあれば良い。ない場合は5mm板を重ねて作る)

M8×30mmスペーサー(外径10mm)

厚さ3mm~5mmアクリル板

アクリル絵の具(赤)

製作

ドリルを使わないダボジグの基本的な設計はスペーサーを木のブロックで挟む単純な物

まずは設計図通りに木材を加工します。
具体的な寸法は設計図を参考にしてください
https://jisaku-koubou.com/downloads/dowel-jig

10mm厚の木材が無いので5mmの板を貼り合わせて作りました

A-1の中央にA-3を貼り付けます。
精度は特に必要ありません。定規で測定し、おおよそ中央に接着しましょう。
そのまま接着剤が固化するまで待つ・・・

次にスペーサーを挟み(接着しない)、左右にA-2ブロックを接着します。
この時、スペーサーに隙間ができないように密着させてください。
そのまま接着剤が固化するまで待つ・・・

接着剤が固化したらエポキシ系の接着剤でスペーサーとA-1パーツを接着します。
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クランプして接着剤が完全に硬化するまで待つ・・・
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はみ出したエポキシ接着剤が固化しているのでサンディングして面を整えます。

ドラムサンダー、便利です・・・(6in1ドリルスタンド参照)

綺麗に面が整いました。

はみ出したA-1パーツはテーブルソーでカットすれば面が整います。

スペーサーの中心を出します
写真のようにノギスで中心部に跡を付けます。(両側のスペーサーから等距離にノギスで跡を付ければ簡単に中心が求められます。動画を参照ください)
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直角定規などで中心線を引きます

設計通りにアクリルを加工します。
中心線はケガキ針を使って筋を引くだけでOK

ケガキ針で作った筋にアクリル絵の具を入れます。

布等で筋に絵の具を刷り込みます。

ふき取れば綺麗に赤の線が出来上がります。
アクリル絵の具は乾燥すれば耐水性の塗料ですので色が落ちることはありません。

剥がせる糊スプレーを塗布します
(糊の不要な部分にはマスキングする)

中心線を合わせてアクリルを仮止めする


アクリルにキリで穴を開け、木ねじで接合すれば完成です。

こんな感じでyoutubeの動画で色々な工作をしています。
チャンネル登録・ご視聴していただけるとうれしです。
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