正確に加工できるダボ穴冶具の作り方

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木工では比較的強度があり、尚且つ簡単に接合できるダボ接合が良く用いられています。
しかし、接合そのものは簡単なのですが、精度よくピッタリ接合するのは至難の業。

そこで、簡単に精度の高いダボ加工ができる冶具を作ってみることにしました。

ダボ接合の例↓

木材に穴を開けて”ダボ”と呼ばれる木片を挿入

同じダボ加工をした、別の木材を挿入して結合します。
(説明のため省略しましたが、本来は接着剤を塗布します。)

作り方

材料

ブラケット
DH ピッタリサポート I100 BK(3x15x105)

・中空スペーサ(使用するダボに合わせて径を選ぶ)
ダボ径 Φ8mm → スペーサー 8X30
ダボ径 Φ6mm → スペーサー 6×30
スペーサー 8X30 (10pcs)

タッピングネジ 4×12(ブラケット接合用)
ステンレス タッピングビス 皿 4×12 10本セット

低頭タッピングねじ 3×20(微調整機構用)
超低頭タッピング 3x20 8本 (HP) 85855 頭径:8mm

・木材(適当な端材)
15×30mm角材当たりが適当

製作

木材を加工します。

ドリルで下穴を開けます。
今回の冶具はドリルの穴位置が非常に重要です。
微調整機能が付いているとはいえ、平行リンクの部分には調整機能がありません。
できるだけ正確にケガキ線を入れ、ドリル穴にはセンターポンチでマークすると正確な加工ができます。

ネジ穴を開けるときは、下穴ドリルというものが売られているのでこのようなものを利用しましょう。
木工用 下穴ドリルセット 3.0 4.0 5.0mm
SK11 六角軸 ハイス木工用 下穴ドリルセット 3.0 4.0 5.0mm

加工した木材にブラケットをねじ止めします。

ブラケット
DH ピッタリサポート I100 BK(3x15x105)

タッピングネジ 4×12(ブラケット接合用)
ステンレス タッピングビス 皿 4×12 10本セット

ネジを締め付けるのではなく、ある程度動くように緩めに締めます。
ただし、ガタが出ては意味がありませんから、ガタなくスムーズに動くように調整しましょう。

正確な平行リンクならガイドを閉じたとき、木材がピッタリ一致するはずです。
ただし、本当に正確な平行リンクは難しいのである程度妥協は必要。


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ドリルガイド本体(中空スペーサーを挿入する部品)を作ります。
2つの木材をボンドで接着します。

ボンドが乾いたらスペーサーを挿入する穴を開けます。
この穴はできるだけ垂直に空けるように心がけましょう。
(穴位置は多少ズレても調整できます。)

穴の中心に三角の切り込みを入れ、照準器を作ります。
実際に冶具を使うとき、この切り込みと罫書線を合わせることで位置決めすることができます。

中空スペーサーをドリル穴に挿入します。
挿入が緩い場合は木工用ボンドを塗布して挿入しましょう。鉄用の接着剤で固定するとスペーサーを交換したいときに抜けなくなってしまいます。
抜こうと思えば抜くことができる木工用ボンドがおススメです。

位置調整用の部品を取り付けます。
こちらもネジ止めはガタなくスムーズに動くように調整しましょう。

ガイド本体を位置調整用の部品に乗せ、ネジで仮止めします。
調整後に増し締めして固定するので、緩くねじ止めしてください。
一旦はこれで冶具が完成。次に微調整して仕上げます。

微調整

ダボ穴が中心に来るように位置を調整します。
といっても非常に簡単。
まずは裏側からスペーサーの中にダボを2つ、10mm程挿入します。

次に、同じ幅の木材を2つ用意。
ダボを挟むように設置します。

平行リンクを閉じてダボと木材を挟み込み、クランプします。
こうすることで、ダボ穴が平行リンクの中心に来るようになります。

クランプした状態で微調整ネジを増し締めし、ズレないように固定します。

使ってみよう

さっそく完成した冶具を使ってみましょう。

ダボ接合したい木材を仮組し、目測で中心部分に印を書きます

直角定規などを使って、先ほど書き込んだ中心に直線を引きます。

ダボ穴冶具を挟み、中心線と冶具の照準器を合わせます。

クランプで挟み、鉄工用ドリルを使って穴を開けます。
木工用ドリルではトルクが大きく冶具自体がズレたり、冶具が歪んで穴位置がズレることがありました。
鉄工用ドリルは少しずつ木材を削るので負荷が小さく、正確な位置に穴が開きます。

冶具を使ってダボ穴を開けたら、ダボを挿入して接合してみましょう。

実際に接合したものがこちら↓
接合部に段差はほとんどなく、中心がそろっていることが分かります。
簡単だけど正確に接合することが難しいダボですが、この冶具を使えば比較的簡単に精度を出すことができると思います。

↓youtube動画

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