スポンサーリンク

Nissinのカメラフラッシュ[i40]が煙を上げながら異常発熱して破損その2

一眼レフカメラ

前回「Nissinのカメラフラッシュ[i40]が煙を上げながら異常発熱して破損」の続き

6月8日に代替品が届いていましたが、すでにNikon純正のSB-700を購入していたのでそのままにしていました。

一応動作確認だけしようと思い、箱から出してみました。
確認すると、破損した製品は代替品の対応となり、シリアル番号も新しくなっていました。
フラッシュが故障して高熱になった時、バッテリーにも少なからずダメージを受けているはずですから、バッテリーの件もクレームを入れておきました。
バッテリーは同じものを取り寄せ対応となりました。

さっそく正常に動くか確認します。
一応、問題はないようです。

発熱して破損した電子部品を特定する

Nissinには破損した原因について報告してくださいと連絡を入れているのですが、一向に連絡がありません。3週間ほど放置されています。

個人的にどの部品が壊れたのか興味があったので、保証は破棄することにして、分解&確認することにしました。

Nikonの純正フラッシュに変更したらとても使い心地が良いので、メインではNikonのSB-700を使い続けると思います。
ちなみに、NikonのSB-700と比べてみると良くわかるのですが、カタログスペックではわからない”カメラとの連動性”が良好で、使っていてとても心地よいです。
i40はフラッシュのチャージ音(キュイーン)が耳障りだったのですが、SB-700は全くの無音。しかもレンズのズームに連動してフラッシュの照射距離も自動でズームしてくれる。薄暗いところはオートフォーカスの補助としてレーザーマーカーが照射されるなど、至れり尽くせり。マーカーはフォーカスポイントに合わせて縦長だったり横長だったり最適な形状が照射されます。
さすが純正。
値段も1万円ほどしか変わらないので最初からこちらを買えばよかった・・・

↓NikonのSB-700のマーカー

スポンサーリンク

Nissin i40を分解

とりあえず、外側から見えるねじをすべて取り外してみます。
フラッシュの取付部に4か所ねじがあります。

フラッシュの可動部には6か所ねじがあります

ねじを取り外すと簡単に分解することができました。
(筐体カバーと本体基盤がフレキシブルケーブルで繋がっているので取り外しています)

筐体カバーと内部回路が分かるように、写真を重ねて撮影してみました。
ちなみに、外装が溶けた部分は赤丸で囲った部分あたりです。
ちょうど、赤丸の部分に一つの電子部品が入っていますね。この部品が以上発熱して外装を溶かしたものと考えられます。

↓故障した当時撮影した、外装が溶けた時の写真

矢印の部品が以上発熱したと思われる電子部品です。
Q108という番号が振られているのでたぶんトランジスターでしょう。
(電子回路の回路図では、トランジスターは慣例的にQという通し番号が付けられる事が多い。Rは抵抗Cはコンデンサー、UはIC)

該当部品は足が2本ショートされているので、この部分に比較的大きな電流が流れるのでしょう。
壊れた部品はこの電子部品で間違いないでしょう。
私の知識では、実装品のYLという記号だけで製品を特定することができませんでした。

フレキシブル基盤が重なっているのでこれ以上分解すると元に戻らなくなる恐れがあるので一旦中止。

とりあえずNissinの報告を待つことにします。

溶けた本体カバー部分は分解してみると意外と分厚い作りになっていることも分かりました。
ノギスが入らない部分なので正確に測定することができませんが、触った感じだと2mm程の厚みがありそうです。一体壊れた電子部品は何℃になっていたのでしょうか?

 

 

 

コメント