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新聞紙が薪になる!「ペーパーログ」を作ってみた

格安生活

我が家は薪でお風呂を沸かしているので、灯油はほとんど消費しません。

ですが、燃料の薪は必要です。
薪は10年分のストックがあり、薪を調達できる林を所有しているのですが、少しでも薪の消費を軽減する方法がないかと思い調べてみました。
薪釜に火を入れてみました

すると、新聞紙が薪代わりになるというではありませんか!。
(ペーパーログというそうです。)
新聞紙は読み終えたら古紙として廃棄しているものですから、利用しない手はありません。

そんなわけでペーパーログを作ってみることにしました。

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ペーパーログとは?

ペーパーログ
その名の通り、紙で作る丸太の意味。
新聞紙などの廃紙を水でふやかし、圧縮して丸太状に加工。
乾燥後に、薪代わりの燃料として利用するというのです。

なぜ新聞紙をそのまま使わず丸太状にするかというと、そのままの新聞紙を燃やすと火力は強いのですが一瞬で燃え尽きてしまうから。
しかも、シート状の灰となり、空気の流れを遮断。
結果的に酸素が薪釜の中に入りにくくなり、最終的には火が消えてしまいます。

ペーパーログ製作機を作る

ペーパーログを作るには、紙を水につけて圧縮して固めることで製作します。
水でぬらした新聞紙を手で絞って作ることも可能ですが、かなり時間がかかります。

そんなわけで、ペーパーログメーカーを作ってみることにしました。
主な材料は塩ビパイプなのですべての材料をホームセンターで購入して作ることができます。
ちなみに塩ビパイプを利用したペーバーログのアイディアはこちらのサイトを参考にしました。

材料一覧

Φ65塩ビパイプ 60cm分利用
Φ30T字塩ビパイプ継手
Φ35cm丸木材 60cm分利用
Φ65cm ステンレス製 排水溝の蓋
Φ65 塩ビキャップ
Φ30塩ビパイプ (今回購入しましたが、なくても問題ありません。)

今回利用した材料
ペーパーログ製作機の材料

 

製作

まず、塩ビパイプを加工し、水抜き機構を作ります。
直径65mmの塩ビパイプを長さ60cmになるように切断します。
長さはおおよそで構いません。
プラスチック製のパイプなのでのこぎりで簡単に切断できます。
↓手っ取り早く電動カッターを使いました。
塩ビパイプの切断 塩ビパイプ 切断後

 

カットした塩ビパイプに水抜き用の穴を開けます。
電動ドリルなどで適当に(5~10cm間隔)で穴を開けてください。
塩ビパイプに水抜き穴をあける

↓穴あけ後のパイプ(左にある焼け焦げた角材は薪です。おおよその長さを測るために使いました。)
水抜き穴をあけたパイプ

Φ65の塩ビキャップも同じように適当に水抜き穴を開けてください。
塩ビキャップにも水抜き穴を開ける

パイプとキャップをはめるとこのようになります。
パイプとキャップを仮組み

次に、押し込み棒を製作します。
丸木材にステンレス製の排水蓋を取り付けます。
押し込み棒の製作

目ねじで固定しますが、その前に下穴をドリルで開けてください。
これを怠ると木が割れて目ねじがとれてしまいます。
今回M5×30mmの目ねじを使用したので、下穴は3.5のドリルで開けてください。
目ねじの下穴

目ねじで固定
木ねじで固定

押し込み棒にT字型の配管継手を取り付けます。
丸木棒の直径が35mm。
T字配管はそれよりやや大きいので、ガムテープとクッション材で圧入できるようにしました。
クッション材を巻きつける ガムテープで固定

押し込み棒の完成
押し込み棒の完成

”ペーパーログ”メーカーの完成です。
上記の説明で漏れましたが、写真のように塩ビパイプへ、長さの2/3ほど縦に切り込みを入れてあります。
これは圧縮した新聞紙を取り出しやすくする工夫です
切り込み

ペーパーログを作ってみよう

先ほど作ったペーパーログメーカーと水を入れたバケツと新聞紙を用意しましょう。
ペーパーログ一本作るのに、新聞紙は1.5~2分使うとちょうどよい大きさになります。
ペーパーログの材料

新聞紙を水に浸し、5分ほど待ちます。(もっと短くても可)
新聞を水に浸す

1.5日~2日分の新聞紙を取り出し、このように長細く折り曲げましょう。↓
ふやけた新聞紙を折る

ペーパーログメーカーの筒の中に折り曲げた新聞紙を詰め込みます。
新聞紙をつめる

思い切り体重をかけて水分を押し出します。
新聞紙の水分を絞り出す

塩ビキャップを外し、圧縮した新聞紙を取り出します。
圧縮した新聞紙を取り出す

ペーパーログの完成です。
これを火のあたる場所に7日~10日ほど乾燥させて、完全に水分がなくなれば燃料として利用することができます。
ペーパーログの完成 ペーパーログ

良く圧縮すれば隙間がなくなります。 水を含んでいるのでずっしり重い

 

さっそく使ってみたいところですが、まだ乾燥中。
乾燥が終わったら実際に使ってみたいと思います。

 

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