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光学(オプティカル)ポンチを個人輸入してみた~Optical Center Punch~

手仕事

以前から気になっていた光学式ポンチ。
購入する機会があったのでレビューも兼ねてご紹介します。

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日本国内では過去に販売していたらしいのですが、現在販売しているところを見つけられません・・・

唯一ヤフオクで出品されているのですが、価格が高く自分が欲しいポンチではなかったのでアメリカから個人輸入することにしました。

個人輸入は経験が無いと敷居が高く感じられますが、基本的に住所をローマ字で書け、クレジットを持っていればだれでも購入できます。
トラブった時は対応が面倒ですが、過去に10回ほど購入していますが今のところスムーズに取引できています。
最近は円安で輸入は損した気分ですが仕方がありません。

あと、関税ですが、一度だけ税関から「何に使うの?」と電話があったのですが、今のところ関税を取られたことはないですね。
個人輸入でも関税を取られることもあるらしいのですが、この辺は税関の裁量ということでしょうか?
良く分かりません。

前置きが長くなりましたが、そんなわけでカナダ製のOptical Center Pontchi(オプティカルセンターポンチ)を輸入してみました。
空輸を使ったので注文完了してから僅か2日で到着。(早い)
↓今回購入したオプティカルポンチ
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送料は約23ドル。船便だと15ドルなのですが、到着まで8週間以上かかり、紛失リスクもあるので空輸にしておきました。

ちなみにポンチ自体の値段は約40ドルです。

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光学ポンチの使い方

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一通り、オプティカルポンチの使い方を紹介します。
購入したポンチの中身はこんな感じ

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まず、中央の金色の本体に左側の透明な棒を挿入します。

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金属本体の裏側にはゴムリングがはめられていて、滑り止めになっています。

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その状態で、ケガキ線を入れたワークに置きます。

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ポンチを上から見ると、この様に十字線が見えます。
光が入りやすい設計になっているのか、覗き込んで影になっても割と明るくはっきりと十字線が見えます。
×8光学レンズとなっているので十字線が拡大され、センターはとても合せやすいです。
ケガキ線の交点とポンチの十字線を合せます。

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ちなみに、この透明棒はアクリルでできていて、底面に十字線の溝がほられています。

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センターを合せたら、金色の本体をずらさないように透明棒を抜き取り、金属ポンチに交換します。
ポンチを挿入したらプラスチックハンマーなどで叩けばポンチの完了

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再び透明棒を挿入して穴位置の確認をしてみました。
どうでしょうか?意外と中心を叩けているのが分かると思います。

 

オプティカルポンチは結局どうなの?

オプティカルポンチを使用した感想は、高級感はあるのですが決して品質はあまり良いものではありません。
まず、センター合わせをする十字線、実は心が出ていません。
透明棒を回すと中心がずれてしまうのです。
幸いにも、本体上部に英語表記があるため透明棒の位置決めの目印になります。
透明棒はこの様に切り欠き部分があるのでそれを特定のアルファベットに合わせます。
(当然、この位置は何度か試し打ちしてポイントを把握しておく必要があります。)DSC_3248

次に、割と面倒だという事です。
本体に透明棒を挿入→サイト合わせ→金属ポンチと入れ替え→ポンチングという一連の流れになりますが最初から通常のポンチに慣れていると煩わしく思うかもしれません。

通常のポンチの場合、ケガキ溝にポンチを合せてセンターを探る→軽くポンチ→確認→強くポンチという流れになります。
ツールの入れ替えが無いので慣れれば素早くポンチが打てます。

ただし、”正確”に”安定した”ポンチを打ちたいときには抜群の効果があります。
通常のポンチは素早く打てますが、より正確に打ちたいときは逆に時間がかかりますし、ずれてしまった場合はリカバリーに時間がかかります。
その場合は光学式ポンチを使った方が納得の仕上がりになります。
現在2020年。購入してから数年たちますが、このポンチを使って失敗した試しがありません。それほど正確にポンチが打てるという事です。

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