前回に続き、今回も丸鋸冶具です。
しばらく冶具作りが続くと思います。まともな道具が無くては何も作れないので少しづつ道具を作っていこうと思います。
で、今回作った冶具はこちら。↓
長さ500mm程度のパネルや角材を切断するときに使います。
市販の丸ノコ定規を見本にして作ったのですが、やっぱり使いやすいですね~。
材料費は500円でアルミアングルとねじを買っただけ。木材は端材を利用したのでほとんどタダ。
使い方
裏側には直角ガイドがあり、ここに材料を当てるだけで直角切りができます。
角材を切るときは、左手で角材と直角ガイドを握ると安定した加工ができます。
↓これが結構便利!
材料
- アルミアングル
- 厚さ9mmのべニア 木材はホームセンターで購入したほうが安い
- 角材(取っ手に使用するので太さは任意)
- 皿ねじM3×10、M3ナット
- 両面テープ(Scotchの一般用がおススメ)
材料費は木材を含めても1000円行かないと思います。
(合板は600×400以上の大きさが必要)
使用するアルミアングルは高さに注意。
丸ノコを一番下まで下げたとき、モーター部分に干渉しない高さのアングルを選びます。
私の丸ノコの場合、約13mmほどでしたので余裕を見て、高さ10mm以下のアングルから選択すると良いですね。
作り方
アルミアングルを”丸ノコ定規”の長さに切断します。
プロクソンのパイプカッターを使うと便利
次に丸ノコのガイド台から鋸刃までの長さを測ります。
おおよそで構いません。下の例ではおおよそ9cmでした。
合板に墨入れします。
先ほど測定した長さよりも5mm~10mmほど長めに取ります。(完成後に丸ノコで切り落とす為)
墨入れしたらアルミアングルを両面テープで貼り付けます。
ナット締めだけでは緩む場合があるので両面テープは必至です。
出来るだけ直線になるように鉄定規などがあればクランプで挟みながら貼り付けましょう。
より正確に作ることが出来ますよ。
アルミアングルを取り付けたら、ネジ止めします。
ポンチでマーキングし、ドリルでΦ4mm程度の穴を開けます。
↓ポンチとはコレ
裏側は皿ネジの頭を隠すため、皿取錐ドリルでさらっておきましょう。
アルミアングル側にはワッシャーとナットを入れ、しっかりと締め付けます。
アルミアングルを基準にして定規を切り取ります。
こうすることで、鋸刃と定規のラインが一致するので墨線と定規を合わせるだけで正確に切断することが出来ます。
定規を切断したら直角ガイドを取り付けます。
先ほど丸ノコで切断した部分に直角定規を宛がい、アルミアングルを両面テープで止めましょう。
ちなみに写真の直角定規は短かったです(誤差が出やすい)。実際にはもっと大きな指金などを使いましょう
直角の試し切り
直角ガイドを取り付けたら、正確に直角切りができるか試し切りしてみます。
適当な端材を使い、下の図の1番を直線切り。
次に直線に切断した1番の辺を直角ガイドに宛がい、2番を切断します。
取っ手の製作
取っ手は40mm×30mmの角材を使用。
端材を使ったのでこのサイズにしましたが、少し大きめです。削り取っても良いのですが、面倒なのでこのまま使いました。
150mm×1、25mm×2に切断し、コの字型に接着します。
取っ手の取り付け位置を決めます。
丸ノコと干渉せず、使いやすい位置を探します。
肉抜き
定規の軽量化と使いやすさ(角材の切断など)を考慮し、肉抜きます。
肉抜きはジグソーで切り取りましたがアルミアングルが邪魔です。
最初に肉抜きしたほうが良かったですね。加工が大変でした。
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