スポンサーリンク

ダブルサイクロン式集塵機を自作する ~製作編 その1~

機械加工

ダブルサイクロン式集塵機の構想編の続きです。

作成する上で、まず用意したものは
・アクリル板3×15×15mm(廃材を格安で購入したもの 一枚約30円)を三枚
・塩ビ版0.5×600×300mm 400円 一枚
・塩ビ板2×300×200mm 300円 一枚
・サイクロンの本体に使う円筒状の容器 500円 一個
・掃除機ホースの繋ぎ手 100円 一個
・接着剤や、仮固定用のマスキングテープなど・・・

”集塵機の本体に使う円筒状の容器”は、基本的に何を使ってもよいのですが、今回はホームセンターにあったポリエチレン製の容器を使いました。↓

後に他のパーツと接着するため、接着性のよい材料を選ぶべきでしたが、購入したときは何故か塩ビ製の容器と思い込んでしまい後々苦労する羽目に・・・

アクリル板を下のようにNCフライスで円状に加工します。単純な二次元加工で作成できるものですが、エンドミルの(長さ)関係で2.5次元加工しています。

NCフライスの加工中に円筒容器の加工を進めます。
容器の底の部分が集塵機の上部分になります。
容器の底を切り取り、上記パーツをはめ込む形にします。
適当な板に両面テープでマジックを固定し、円筒容器を回転させるときれいな円周線がかけます。↓
blank

ルーターで適当にカットします。が、ちょっと適当すぎました
blank

ダブルサイクロンの内部構造は円錐状のパーツが必要なので塩ビシート(0.5mm厚)を切り取り、接着剤で固定します。
0.5mm厚のプラ版ならハサミでカット出来るので便利です。剛性がちょっと心配でしたが全然問題ありませんでした。
JW-CADで下のように図面を書き、印刷してプラ版に貼ってハサミでチョキチョキ♪
(スクリーンショットなので寸法は滅茶苦茶です。参考程度に・・・)
blank

プラ版の曲げと接着に苦労しました。0.5mm厚といっても左の円錐のように先端のRがきつくなると結構な硬さになります。(左の円錐が白く濁っているのは加工による白化です。)
blank

左の円錐は空気の取り込み口を設け、吸気した空気が回転するようにしました。

blank

各パーツを組み合わせ、ホットボンドで接着します
なんかジェットエンジンみたい///
blank

blank

次に、別のアクリル板を同じ直径で加工し、掃除機の繋ぎ手をホットボンドで固定します。
blank

これを先ほど作ったサイクロンユニットと組み合わせます。
この状態でテストしてみましたがしっかり吸引したゴミを遠心分離していました。
ただ、内側の円錐の先端に空いた穴(分離したゴミを排出する為の穴)から予想以上に空気が入り、十分にゴミを分離できない事が分かったので弁などを設ける必要がありそうです。

blank

加工した円筒容器に組み合わせるとこうなります↓。
blank

という訳で今回はここまで。
予定通りに製作が進んでいますが、間違ってポリエチレン容器を選んだことに気が付き、現在対策を考えている途中・・・。
ダブルサイクロン式集塵機を自作する ~製作編 その2~へ続く

コメント